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第55回 姫山菊花賞 レポート

開催日 2015年10月16日(金)
場所 園田競馬場
条件 サラブレッド系3歳以上
距離 1700m

レース結果

そのだ金曜ナイターの今年ラスト重賞JBC指定競走「第55回 姫山菊花賞」は16日、笠松、金沢から2頭を迎え11頭が1700mに激突した。内3番手を進んだエーシンクリアー(牡5、西脇・橋本明)が、直線で差し切り、地元の園田では2歳ジュニアカップ以来の重賞制覇で通算6勝目。手綱の木村騎手は昨15日のバズーカに続き重66勝目(他に中央1勝)。
後輩のアイスバーク(セン22)、メイショウシャーク(セン18)を従えてマコーリー(セン30)最後の誘導で11頭が本馬場に入場した。
レースは、エーシンサルサ、エーシンクリアーにダイナミックグロウ、ヒカルカミヒコーキなどがスタートを決めた。3角ではグロウがハナを切ったが内からヒコーキが抵抗。3番手は内からクリアー、サルサ、タガノバロットの3頭が併走。
1角のコーナーワークを生かしてカミヒコーキが先頭に立ったが外にグロウが並ぶ、先行争いに速いペースだ。
向流しに入ってサルサが3番手から先行両馬に並びに行く。3角手前でグロウが脱落して先頭に立ったカミヒコーキ。木村騎手の手が激しく動いてクリアーが内を突いて2番手に進出した。
直線に入って逃げ込みを狙うカミヒコーキだが、クリアーの末脚が光った。一気に抜き去って2馬身1/2 。サルサが巻き返したが、クビ差3着で同オーナーのワンツーは成らなかった。
優勝したエーシンクリアーが次に目標に7個目のタイトルを狙う重賞は12月3日「園田金盃」。

PROFILE

池永博省
いけながひろみ

日刊スポーツ記者
入社以来40年にわたり園田・姫路競馬の担当記者として活躍。その経験に裏付けられたレース分析には定評がある。