レース結果
「第15回兵庫ゴールドトロフィー(GIII)」は24日、園田競馬場の第10R1400mで争われ、戸崎騎乗のレーザーバレットが直線強襲して豪快に突き抜けた。
JRAのレーザーバレットが地方勢の悲願を打ち砕いた。初手が8番手と思ったよりも後ろからのレースとなったが、馬の力を信頼する戸崎は慌てず騒がずじっくり末脚を温存した。向正面から進出すると徐々にポジションを上げた。抜群の手応えで直線に入ると上がり最速をマークして一瞬で差し切ることに成功。重賞2つ目のタイトルを手に入れた。騎乗した戸崎は「この馬のリズムで走らせようと思って、無理に出していかなかったです。2走前に騎乗した時からいいものを持っていることは分かっていたし、最後は必ずいい脚を使ってくれますからね。勝てて良かったです」と笑顔で話した。今後は「黒船賞(3月15日1400m)を目標に調整していきます」と管理する萩原清師。「千二も対応できると思うし、千六まではいける」と戸崎が話すように、距離に融通は利く。今年を最高の形で締めくくり弾みもついた。来年の交流グレード戦線での活躍が期待できそうだ。