第44回園田ジュニアカップ レポート

レース結果

単勝1.2倍、圧倒的な一番人気に支持されたノブタイザン、元々スタートのうまい方ではないのだが、今日もまたダッシュ付かず。しかも逃げたブルーウィザードが超スローペースを作ってしまったものだからどこでどう動くかが非常に難しくなった。２角を回って覚悟を決めた杉浦Ｊ、仕掛けて動こうとするもこれがなかなか反応しない。３角が近づいてもまだ本来の動きではない。ようやく本来のエンジンがかかったのは４角を回ってから。最後の最後で変わった半馬身差、ヒヤヒヤさせながらもキッチリと差し切ったのだから大晦日、紅白歌合戦のトリに等しいぐらいの千両役者ぶりだった。これで園田では負けなしの３戦３勝、同オーナー馬マイタイザンも園田４戦４勝だし、果たして最優秀２歳馬に輝くの
はどっちになるのか。新年明けて４日に決まる。(2)着はブルーウィザード、あのペースで行って負けたのだから仕方がない。現時点での能力差がハッキリ出てしまったか。それでも馬体はこれまでよりもグンと良くなっていたし、３歳になってからの成長が楽しみ。(3)着には人気薄アサクサセーラ、好位でうまく流れに乗った。まだ未勝利ではあるが、着実に力を付ける一頭である。(4)着エクスペクトパレスはまだまだ成長途上、荒削りさがなくなった時には完全開花だろう。(5)着モズキンボシも転厩初戦、初めてのレース輸送だったことを考えればよく頑張った。