レース結果
「第58回新春賞」は3日、園田競馬場の第10R1870mで争われ、アクロマティックがロングスパートで一蹴。重賞初挑戦でVを射止めた。鞍上の下原騎手は重賞通算39勝、管理する新子雅師は重賞8勝目。2着はエーシンクリアー、3着にはサウスウインドが入り3連単は2万3620円での決着となった。
昨年、リーディングトレーナーに輝いた新子雅師が新年1発目から最高の結果を出した。スタートを五分に決めると、ジッと中団の内で脚をためることに専念。下原騎手は「1、2コーナーでペースが落ち着いた時にちょっと持っていかれそうになった」と言うが、あうんの呼吸で折り合いをつけると、向正面半ばに入りゴーサイン。スッと反応して内々からグイグイ前との差を詰めた。4角で先頭集団を射程圏に入れると一気に差し切ってVを決めた。「最後はしっかり脚を使ってくれました」と下原騎手。管理する新子雅師は「バリバリ攻めれるようになったのが一番ですね。枠も良かったと思います。この斤量で勝ってくれたのも大きい。次走はこれからオーナーと相談して決めます」。千八の距離に対応したことで、ローテの視野は広がった。充実一途のアクロマティックの今後が楽しみだ。