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第1回園田ウインターカップ レポート

開催日 2017年2月9日(木)
場所 園田競馬場
条件 サラブレッド系4歳以上
距離 1400m

レース結果

 待ち望んだ自場馬だけの1400m重賞だったにも関わらずフルゲートに満たずの10頭立て、しかも当日朝にマルトクスパート競走除外の一報。そのため結局は9頭立て。記念すべき新設ですよ、新設。本当にこれでいいのか?私のポテンシャルは一層下がってしまった。
 しかし、逃げると思われたマルトクの除外、頭数減を誰よりも喜んだのがトウケイタイガー陣営。前走スタートで後手を踏んでいるだけに問題はスタートだけ、しかもマルトクがいれば内に包まれる心配もあった。それがなくなったのだからレース前に鞍上を含めスタッフ皆には余裕が生まれたはず。結果は楽々ハナを奪っての5馬身差完勝。2番手に付けたドリームコンサートが懸命に差を詰めにかかるも手ごたえの違いは歴然で差は広がる一方だからタイガーのスピード、能力の違いが目立った一戦だった。
 ドリームは(2)着、積極的に動いていい競馬をしたのだが、相手が悪すぎた。
 (3)着はそこから9馬身離れてアクロマティック、久々の1400m、手替わりで何らかの新味が出るかと期待したが、いつも通り後半伸びてそれなりの格好を付けただけ。本来のパンチ力が戻るのはいつのことか。
 2番人気タガノトリオンフは後半、脚が上がっての(4)着。近走1700~1870m中心で来ていたためどことなく戸惑いもあったか。いずれにせよ、一番強い馬が最も力を出せるスタイルで勝ったのだから新設重賞王者には相応しい勝ち方だった。

PROFILE

北防
きたのぼうあつし

ケイバブック チーフトラックマン
「競馬は調教から」をモットーに早朝からの調教取材を精力的にこなす。予想も、調教データを中心に組み立てる。