レース結果
年に1度2400m日刊スポーツ賞「六甲盃」は、1日の園田競馬10Rに名古屋から遠征1頭を迎え、12頭が激突した。3角で先頭に立った圧倒的な1番人気キクノソルを末脚勝負に出たノブタイザンがゴール前に1馬身差し切った。同馬は16年の兵庫ダービー以来3個目のタイトル奪取。杉浦騎手は重賞7勝目。
「遅いペースに掛かっていたが、この馬の力を出し切るのは直線勝負。辛抱しました」(杉浦騎手)ノブタイザンの道中は11番手。一方、人気のキクノソルは1周目目の3角過ぎから動いてスタンド前で外の3番手まで進出した。そして、残り半マイル標付近からスパートして、3角手前では先頭に立った。2番手以下を引き離して、初タイトルを目指す。だが、異変は直線の中程で起こった。耳を絞って脚いろが鈍った。
その時、まだノブタイザンは7、8番手だ。直線を向いて杉浦騎手の手と体が激しく動く。反応したノブタイザンが先頭を行くキクノソルの内に入って鋭く伸び、アッと言う間に1馬身差し切った。上がり3ハロン38秒8の末脚を爆発させた。
ノブタイザン、キクノソル両馬は続く古馬重賞のゴールデンウィーク5月4日の兵庫大賞典を目指す。今から両馬の対決が楽しみだ。