レース結果
ラブバレットが前日に競走除外。しかもスタート直前にJRAのサンライズメジャーがゲートを突進し負傷(左後肢擦過傷)。波乱ムードが漂う中、約10分遅れてゲートが開いたが、逃げたのは大方の予想を裏切ってサクセスエナジー。1番人気のマテラスカイは無理せずに2番手で待機。淡々としたペースで進んだが、3コーナーすぎにペースが上がり、前を走るJRA3頭の争いに。最初に脱落したのがまさかのマテラスカイ。この馬には地方の深いダートコースは合わなかったか。サクセスエナジーが逃げ粘るかに見えたが、ウインムートがゴール寸前頭差捕らえ、5歳にして念願の初勝利だ。「具合はよさそうだったし、馬の気分を損ねないように走らせた。大器晩成の血統。これからも頑張ってくれるはず」と2度目のコンビとなった和田騎手。今年は名コンビのテイエムオペラオーが死亡する悲しいニュースもあったが、宝塚記念で久々にGI制覇を飾るなど、「山あり、谷ありの1年でしたが、楽しかった」と笑顔。加用調教師は「1200mにはこの馬にとって短い。今回と同じ1400mで行われる「JBCスプリント」(2019年11月4日・浦和)を大目標にする」とにんまり。兄は13回大会の覇者ドリームヴァレンチノ。兄ゆかりの地で弟も花開いた。
敗者のコメント
松山騎手(サクセスエナジー=2着)「内でもまれるよりはと思って逃げた。幼い面はあったが最後までよく走った」
岡部誠騎手(キクノステラ=3着)「直線、一瞬差し切るかに思ったけど。。4コーナーでふわふわしていたのが微妙に影響した」