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第61回新春賞 レポート

開催日 2019年1月3日(木)
場所 園田競馬場
条件 サラブレッド系4歳以上
距離 1870m

レース結果

年明け恒例の開幕重賞「新春賞」。1番人気のエイシンニシパが一昨年に続き2度目の優勝を果たした。勝ちタイムは2分3秒0。ハンデ57キロ組の1、2番人気が人気の順番で1、2着を占め、53キロの6番人気のキヨマサが3着。53キロの伏兵が3年連続でまたもや馬券の対象となった。
レースは鴨宮騎手が押して出して行ったクイントゥープルがハナに立ち、エイシンニシパは内々3番手で追走。2周目向正面で吉村騎手が仕掛けるとすぐに先頭に立ち、そのままセーフティーリードを保ってゴールイン。追い上げる2着のキクノソルに2馬身の差をつける完勝だった。一昨年の優勝時、同馬は引退された橋本忠男元調教師の管理馬。師の花道を飾ることができた弟子の吉村騎手は感極まって涙したが、「操縦性が高いのでどんな競馬でも対応できると思っていた。さい先いいスタートが切れたし、勝ててうれしい」と冷静に振り返った。また、管理する橋本忠明調教師も「さすがは全国リーディングジョッキー。今日は良く決めてくれました。親子で優勝できてうれしいですね」と喜びを語った。昨年は重賞レースで2着が6回(優勝は1回で3月の佐賀での梅見月賞)だった同馬にとり、うっぷんを晴らした7つ目のタイトル獲得となった。
2着はキクノソル。中団からしっかり伸びて実力馬たるレースを披露。田中学騎手も「ブリンカーで集中はしている。流れにも乗れてもいるのだが…」と優勝馬の強さに敬意を表する口ぶり。
3着はキヨマサ。スタンド前から上がって好位にとりつき、いったんは2番手に上がり最後まで粘った。「少し間隔はあいていたが、スタッフが良く仕上げてくれていた」と善戦に対し、陣営に感謝していた。
4着はエイシンホクトセイ。昨年の2着馬は53キロを生かして今年もよく追い上げていた。
5着には果敢に2番手で進んだエイシンミコノスが入った。

PROFILE

工藤
くどうおさむ

デイリースポーツ記者