1. トップ
  2. レース情報
  3. 重賞レース
  4. 第55回兵庫大賞典 レポート

第55回兵庫大賞典 レポート

開催日 2019年5月3日(金)
場所 園田競馬場
条件 サラブレッド系4歳以上
距離 1870m

レース結果

「第55回兵庫大賞典」は3日、園田競馬場の第11Rで行われ、エイシンニシパ(牡6=橋本明厩舎)が目の覚めるような末脚で一気に突き抜けた。2着は1番人気のマイタイザン、3着は3番人気のタガノゴールドが入線。3連単は2250円と人気サイドでの決着となった。

上半期の古馬の大一番を見事なまでのレース運びからエイシンニシパが王座に輝いた。

スタートを五分に決めると、ハコ回りの3番手という最高のポジショニング。を確保。道中はマイタイザンの後ろでじっくりと脚をタメにタメた。そのままたんたんとレースは流れ、直線を迎えると、進路は内を選択。鋭い末脚でアッという間に突き抜けて、2着のマイタイザンに4馬身差をつける完勝劇。重賞9つ目のタイトルを手に入れた。「誰もがほしいポジションを取れました。(マイタイザン)後ろで持ち切れないくらいの手応えでした。直線に入ってからちょっと行ったところで勝ったと思いました。先生や、厩舎スタッフのおかげです」と吉村。管理する橋本明師は「作戦通りで、理想的なレースができたと思います。吉村騎手のおかげですね」と鞍上のリードを絶賛。そして「昨年と比べても馬がしっかりしてきています。最後の直線でも切れ味が出てきていますし、さらに成長してきていますね。本当に頼もしいです」と師。

気になる今後のローテーションについては六甲盃(6月14日、園田2400m)が有力。全国交流で他地区から強力な遠征勢を迎え撃つことになる。今の進化を続けるエイシンニシパならそこでも間違いなく好勝負ができるはず。地元のエース格として存分に力を示してもらいたい。

PROFILE

桑原
くわはらいさお

スポーツニッポン記者
経験豊かな知識と緻密な取材で、的確な予想を組み立てます。