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第51回摂津盃 レポート

開催日 2019年8月16日(金)
場所 園田競馬場
条件 サラブレッド系3歳以上ハンデ
距離 1700m

レース結果

「第51回摂津盃」は16日、園田競馬場の第11R、1700メートルで争われ、ヒダルマ(牡4=柏原誠厩舎)が逃げ切り勝ちを収めた。兵庫県での新記録(サラブレッド導入後)となる12連勝で重賞初制覇を遂げた。2着はメイショウオオゼキ、3着にはキクノステラが入線した。

川原騎手がヒダルマを絶妙なリードで勝利へと導いた。スタートを決めると、さすがのペース配分でレースを掌握。マコトタリスマンが番手でぴたりと追走する中で、リズムを崩さず自分のレースに専念。勝負どころを迎えても好手応え。そのまま直線に入り、猛然と迫るメイショウオオゼキ、キクノステラを退けてVゴールを駆け抜けた。

川原騎手は引き上げてくるなり満面の笑み。「いい勝負ができると思っていたけど、勝てて本当に良かったです。コントロールしやすいのがいいですね。12連勝という新記録を重賞で決めることができて、ダブルの喜びです」。管理する柏原誠師は「やっぱり一番になるのは本当にうれしいですね。これで負けたらしょうがないという様なレース運びでした。川原さんが落ち着いて導いてくれました。これだけの子はなかなか出会えないですよ。」

次走については「相談しながら」と未定も、距離の選択肢が増えたことで、ますます楽しみになってきた。まだまだ底を見せていないのもワクワクさせる。どこまで進化を続けて、連勝を伸ばしていくのか、今後も目が離せない。

PROFILE

桑原
くわはらいさお

スポーツニッポン記者
経験豊かな知識と緻密な取材で、的確な予想を組み立てます。