レース結果
「第51回摂津盃」は16日、園田競馬場の第11R、1700メートルで争われ、ヒダルマ(牡4=柏原誠厩舎)が逃げ切り勝ちを収めた。兵庫県での新記録(サラブレッド導入後)となる12連勝で重賞初制覇を遂げた。2着はメイショウオオゼキ、3着にはキクノステラが入線した。
川原騎手がヒダルマを絶妙なリードで勝利へと導いた。スタートを決めると、さすがのペース配分でレースを掌握。マコトタリスマンが番手でぴたりと追走する中で、リズムを崩さず自分のレースに専念。勝負どころを迎えても好手応え。そのまま直線に入り、猛然と迫るメイショウオオゼキ、キクノステラを退けてVゴールを駆け抜けた。
川原騎手は引き上げてくるなり満面の笑み。「いい勝負ができると思っていたけど、勝てて本当に良かったです。コントロールしやすいのがいいですね。12連勝という新記録を重賞で決めることができて、ダブルの喜びです」。管理する柏原誠師は「やっぱり一番になるのは本当にうれしいですね。これで負けたらしょうがないという様なレース運びでした。川原さんが落ち着いて導いてくれました。これだけの子はなかなか出会えないですよ。」
次走については「相談しながら」と未定も、距離の選択肢が増えたことで、ますます楽しみになってきた。まだまだ底を見せていないのもワクワクさせる。どこまで進化を続けて、連勝を伸ばしていくのか、今後も目が離せない。