レース結果
出走なら恐らく一番人気になっていたであろうタガノカピートが追い切り寸前に違和感、回避を決めたことで他陣営は一層色めきだった。昨年(2)着のエイシンエンジョイも当然そのなかの一頭で狙うはハナ。幸いにも抜群のスタートを決め、あとは行き切るのみ。勝負どころを過ぎても2~3番手に付けた馬との差は詰まらず、直線に向いたときにはもう圧勝ムード。
しかし、ここからが先でヒヤッとする場面。ナンとトンでもない鬼脚を使って伸びてきたのがダノングッド。820メートル戦でここまでの脚で伸びてくる馬もそうはいない。それでも何とか首差凌いで嬉しい重賞4勝目、鞍上下原Jは昨年のタガノカピートに続き連覇達成となった。それにしても敗れたダノングッド、上がり34秒7(勝ったエイシンエンジョイ35秒5)の脚を使ったのだから凄まじい決め脚、スタートして100メートルほど行ってからポジションを落とすシーンさえなければ、ひと捲り圧勝だっただろう。それだけに惜しい、残念過ぎる(2)着。内容的には断然優っていた、このあとどこを使うかだが、何れ大きいところを取りそうな予感がする。
(3)着はコウエイタケル、スタート後手を踏んだものの徐々にポジションを上げ直線はうまく外へ切り替えた。意外と速いペースがあった印象。
(4)着はコンドルヒデオ、前走時以上のスタートを決めたが、エイシンエンジョイの速さに付いて行けず、ここまでが精一杯。
(5)着はマコトパパヴェロ、久々の目イチ仕上げも功を奏したようで見どころ十分。格上相手にこの内容だから今後が楽しみになってきた。