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第13回兵庫サマークイーン賞 レポート

開催日 2020年7月24日(金)
場所 園田競馬場
条件 サラブレッド系3歳以上牝馬
距離 1700m

レース結果

GRANDAME―JAPAN 2020「第13回兵庫サマークイーン賞」は24日、園田競馬場の第11R、1700メートル戦で行われた。地元のエイシンセラード(牝5=橋本明)が最高の展開に持ち込み逃げ切りV。2着は笠松のヴィクトアリー、3着にはガレットショコラが入り、3連単は25万40円と大波乱の決着で幕を閉じた。

断然の1番人気・クレイジーアクセルが出遅れる波乱のスタート。そんな中、エイシンセラードの田中Jがその隙を逃すこともなく、ガッチリと主導権を奪った。道中もスローに落とす絶妙なペース配分。いいリズムを築くと、勝負どころの3、4角でも抜群の手応え。セーフティリードのまま直線を迎えると、突き放すことに成功。最後は3馬身差をつける完勝劇を披露した。鞍上の田中Jは「橋本先生(当日は誕生日)にいいプレゼントができました。4コーナーまで手応え抜群で、最後もしっかり伸びてくれました。ちょっと重賞勝ちから遠ざかっていたのでうれしいです」と喜びを表した。管理する橋本明師は「いい状態で臨むことができました。前走のひと叩きも生きましたね。4コーナーで手応えもありそうだったし、きょうは追ってからもあると信じていました」と満面の笑みを浮かべた。

重賞タイトルを手に入れ、先々が実に楽しみになってきました。まだまだ伸びシロが見込める5歳牝馬。今後は読売レディス杯(金沢・8月18日1500メートル)が有力視。このまま兵庫を代表する牝馬へと成長していってもらいたい。


PROFILE

桑原
くわはらいさお

スポーツニッポン記者
経験豊かな知識と緻密な取材で、的確な予想を組み立てます。