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第22回兵庫ジュニアグランプリJpnII レポート

開催日 2020年12月2日(水)
場所 園田競馬場
条件 サラブレッド系2歳
距離 1400m

レース結果

園田競馬の「第22回兵庫ジュニアグランプリ(JpnII)」は2日、1400メートル戦で行われ、1番人気に支持されたデュアリスト(牡2=安田隆)が1分26秒9の好時計をマークして優勝。無傷の3連勝で交流グレード制覇を決めた。2着レディバグ、3着にはゼンノアンジュが入線し、JRA勢が上位を独占。3連単は9番人気で、3040円の人気サイドで決着となった。

デュアリストが抜群のスタートを決めると、楽々と主導権取りに成功。道中もリラックスしながら、いい感じで追走。3角手前でゼンノアンジュのプレッシャーはあったが、勝負どころを迎えても手応えはバッチリ。最後は直線でレディバグが迫るも、半馬身差をつけて先頭でゴール。強さ際立つ内容で勝利を収めた。「きょうはいいスタートが決められて、楽に先手を取ることができました。道中はリラックスしていましたし、最後まで脚色が衰えることはなかったです。着差は僅かでしたが、ノーステッキでしたし、余裕はありました。非常にいいスピードを持っていますし、馬体も素晴らしい。ますます活躍してくれると思います」と福永騎手。安田景助手は「本当に強い競馬をしてくれました。一つ、一つ課題をクリアしていってくれています。まだ馬体は緩さがありますし、どんどん成長していってくれると思います。今後の活躍が楽しみです」と話した。

ほれぼれするような見栄えのする好馬体で、ここまで3戦3戦と全く底を見せず。まだまだ伸びシロは十分で、先々がかなり楽しみになってきた。今後は全日本2歳優駿(12月16日・川崎1600メートル)も視野に入る。どこまで成長していくのか興味が尽きない。

PROFILE

桑原
くわはらいさお

スポーツニッポン記者
経験豊かな知識と緻密な取材で、的確な予想を組み立てます。