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第49回園田ジュニアカップ レポート

開催日 2020年12月31日(木)
場所 園田競馬場
条件 サラブレッド系2歳
距離 1700m

レース結果

園田競馬の「第49回園田ジュニアカップ」は12月31日、1700メートル戦で行われた。1番人気に支持された杉浦健太騎乗のツムタイザン(牡2=大山寿)が堂々のレースぶりで快勝。2着はシェナキング、3着にはキングオブハーバーが入線。人気馬が上位を独占し、3連単は1540円の2番人気での決着となった。

現世代のエース格がまざまざと力を見せつけた。3番手の外回りという位置取りになり、決して簡単なレースではなかった。それでも3角手前で鞍上の杉浦がうながすと、すかさず反応。楽々と先頭に並びかけ、直線に入っても手応えはバッチリ。力強い脚取りで抜け出しをはかると、直線迫るシェナキングにコンマ3秒差をつけてのVゴール。鮮やかな勝ちっぷりで重賞2勝目を挙げた。「すごい馬です。能力があるのは分かっていたので、自信をもって気負わずレースへ行きました。初めての千七の分、多少は行きたがるような面はありましたが、そこもスッと折り合えましたし、人気馬を見る、いい形に持ち込めたと思います。道中も終始、いい手応えでしたし、ゴーサインを出してもすぐに反応してくれました」と鞍上の杉浦。愛馬を信頼し、きっちりと力を引き出しての勝利。さらに「長い距離が行けるのも分かったし、これからもっと楽しみになってくると思います」。

この勝利で3歳戦線は堂々の主役として受けて立つ立場に。「ダービーを最大目標にそこへ向けて、しっかり仕上げて行きたいです」と大山寿師。2021年の始動戦がどこになるかは未定だが、さらにひと回り成長した姿を見せてくれることだろう。クラシック戦線でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみだ。

PROFILE

桑原
くわはらいさお

スポーツニッポン記者
経験豊かな知識と緻密な取材で、的確な予想を組み立てます。