レース結果
園田競馬の新年1発目の重賞「第63回新春賞」は3日、1870m戦で争われ、エイシンニシパ(牡8=橋本明)が単勝1.4倍の圧倒的な1番人気に応えて優勝した。同レースは4勝目で、3連覇の偉業を達成した。2着に大逃げからしぶとく粘ったナムラヘラクレス、3着にオオエフォーチュンが入線した。
ナムラヘラクレスが大逃げで口火を切る中、エイシンニシパは慌てず2番手で折り合った。そのままレースは流れ、2角過ぎから差を詰めていくと、4角では射程圏に入れた。逃げたナムラヘラクレスがしぶとく粘るところを、ゴール前で鼻差交わしてV。「ゴール前はきっちり交わしていると思いました。このレースの勝ち方をこの馬が一番知っているんで。毎回、毎回、毎年、毎年、一生懸命走ってくれて、感謝しかないです」と吉村騎手。管理する橋本明師も「本当に頭が下がりますね」と愛馬の頑張りを絶賛した。
この勝利で重賞は12個目。ロードバクシンが持つ重賞最多勝利(サラブレッド導入後)へと並んだ。それに加えて、6年連続での重賞制覇。8歳馬になったが、今だ地力は健在。新記録の樹立を楽しみにしたい。