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第22回兵庫チャンピオンシップ レポート

開催日 2021年5月4日(火)
場所 園田競馬場
条件 サラブレッド系3歳
距離 1870m

レース結果

4日、園田競馬場で行われた第22回「兵庫チャンピオンシップ」は2番人気のリプレーザ(牡3歳・大根田厩舎)が快勝。単勝1・2倍と圧倒的な1番人気に支持されたゴッドセレクションを直線勝負で差し切り重賞初制覇を成し遂げた。レースはロードエクレールの逃げで始まったが、早々とJRA4頭が先行集団を形成して後ろを離して飛ばす流れ。2周目の3コーナーではゴッドセレクションが3勝馬の貫録で押し切るかと思われたが、そうはさせじと満を持してスパートしたリプレーザの強襲がヒット。3、4着にもランスオブアースとロードエクレールが流れ込んで、今年もJRA勢が上位を独占。地元馬はサラコナンの5着が精一杯だった。

1着=リプレーザ(幸騎手)少し気合不足に思えたので入念に返し馬でほぐしました。位置取りを悪くしないか心配でしたが、前と後ろで離れたのでスムーズな位置を取れました。勝負どころの3コーナーで内にもたれて前の馬に乗りかけそうになったので一旦下げましたが、手応えはあったので4コーナーでは交わせるかなと。距離は問題なかった。あとは多頭数でごちゃついたときにどうかですね。
2着=ゴッドセレクション(中井騎手)心配してたゲートの一歩目はスムーズに出たが、1周目の3、4コーナーで掛かったのが最後に響いた。勝ち馬とは小回りコースへの適性の差でしょう。
3着=ランスオブアース(泉谷騎手)地方の小回りコースは合うと思ったが、3コーナーで前が詰まったのがこたえた。
4着=ロードエクレール(石川騎手)イメージ通りのレース。もう少し楽に行きたかったが、4コーナーで2着の馬に被せられたので。自己条件に戻れば十分やれます。
5着=サラコナン(田中学騎手)前とは離れたけど、狙ってた位置を取れた。今日は集中してたし、上がりもしっかり脚を使った。兵庫ダービーへ向けて収穫はあった。
6着=ハングタイム(竹村達騎手)千七の前走も折り合ってたし、きょうも折り合いは問題なかった。しっかり走ってきたし、今後に向けていい経験になりました。
7着=エイシンヒビキ(川原正騎手)相手関係や距離を考えると仕方がないね。この馬は千七までじゃないかな。
8着=エコロディバイン(吉村智騎手)現状は力不足。素質はある馬なので、こういう経験を積んで成長してくれれば。
9着=ファーストライズ(下原理騎手)前は千四みたいなペースで行ったので、1頭でも抜けるように追い切りのつもりで抑えて乗ったんですけど、ハイペースについて行けませんでした。
10着=ワンナイトスタンド(大柿一騎手)無理せず自分の競馬に徹しました。この馬なりに走ってたし、今後につながるレースはできました。
11着=ウォニー(板野央騎手)結果は仕方ないが、乗りやすくて将来性を感じる馬。この経験を生かしてくれれば。
12着=リュウノヒミコ(石堂響騎手)怖がりなのでゲートの音に驚いて態勢を崩し、あわや落ちかけました。このメンバーで出負けしてはどうにもなりません。

PROFILE

瀬藤治人
せとうはると

大阪スポーツ記者
86年4月専門紙記者となり、園田・姫路競馬のトラックマンとして活躍。04年に大阪スポーツの記者となる。長年の経験と鋭い分析による予想には定評がある。