レース結果
園田競馬のGDJ2021「第59回のじぎく賞」は13日、第11R、1700メートル戦で行われ、田中騎乗のクレモナ(牝3・長倉功)が直線鋭く抜け出して快勝した。長倉功師にとってはこれが開業18年目で、うれしい重賞初制覇となった。2着パールプレミア、3着にリンガーが入線。1番人気に支持されたエイシンウィンクは7着に沈んだ。
クレモナは発馬を五分に決めると、中団のインでじっくりと脚を温存。折り合いに専念しながら、道中を進めた。そのまま流れに乗っていくと、2周目の向正面から徐々に動き出した。スムーズに前団との差を詰めていくと、4角では逃げるパールプレミアを射程圏に。直線は外へ持ち出すと、半ばでは並ぶ間もなく、一気に抜け出した。2着のパールプレミアには3馬身差をつけ、完勝ともいえる内容で制した。鞍上の田中は「最高に会話ができたと思います。長倉先生に(重賞V)プレゼントできたことが、本当にうれしいです」と会心の騎乗から勝利をたぐり寄せた。そして、管理する長倉功師は「うれしいの一語です。いい仕上がりに持ってこられたと思いますし、目標にしてきたここで決めることができて、良かったです」と待望の重賞初Vに満面の笑みを浮かべていた。
この大一番で最高の走りを見せた。気になる次走は未定ながらも、今日の走りなら今後が実に楽しみ。3歳牝馬ナンバー1として、今度は牡馬の猛者を相手に大仕事を期待したい。