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第23回園田プリンセスカップ レポート

開催日 2021年9月23日(木)
場所 園田競馬場
条件 サラブレッド系2歳牝馬
距離 1400m

レース結果

GDJ2021園田競馬のスポーツニッポン新聞社賞「第23回園田プリンセスカップ」は23日、第11R1400メートル戦で争われ、田中学騎乗の道営所属馬・グラーツィア(牝2=田中淳)が力強く押し切った。同馬はこれが重賞初制覇。2着に1番人気のスティールノーヴァが入り、道営勢のワンツー決着。3着には地元の2番人気アンサンが入線し、3連単は3030円の2番人気と、人気馬が上位を独占した。

グラーツィアが見事な走りで勝利を収めた。ゲートで隣の馬が暴れたことで放馬に見舞われるアクシデント。本来なら平常心を欠いてもおかしくはなかった。そんな厳しい状況の中でも発馬を決めた。ベニヒメに競られる形になったが、1角過ぎには主導権争い制し、ハナを主張。勝負どころの3角でスティールノーヴァが迫ってきたが、そこで反応すると、それをものともせず、直線では突き放しに成功。最後は3馬身差をつけて、強いレース内容で重賞Vを射止めた。鞍上の田中学は「2歳の女の子でただただメンタルが強い子だなと、改めて感謝しています」。強じんなメンタルを見せたパートナーを絶賛していた。これだけのアクシデントの中でも力を出し切った精神力は相当なもの。距離も克服したことで、今後はさらにローテの幅が増えたことは間違いない。さらなる大きな舞台での活躍を期待したい。

PROFILE

桑原
くわはらいさお

スポーツニッポン記者
経験豊かな知識と緻密な取材で、的確な予想を組み立てます。