レース結果
第21回兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIが22日、園田競馬場のダート1400メートルに11頭(JRA4、地元4、ホッカイドウ2、浦和1。リュウノシンゲンは出走取り消し)が参戦して争われ、1番人気の岩田康騎乗のJRA所属テイエムサウスダンが4番手追走から最後の直線で外に持ち出すと力強く伸びて1分27秒0のタイムで快勝。4度目の重賞制覇を飾った。2着には同じくJRAラプタスが入り、3着には地元のイグナイターが続いた。騎乗していた岩田康は同レース5勝目で飯田雄調教師は初勝利。
地元のイグナイターが52キロの軽量を生かしてJRAヒロシゲゴールドを抑えてハナに立ち、ラプタスが3番手で続く展開。テイエムサウスダンは内の4番手で脚をため、3コーナー過ぎに満を持して外に持ち出すと直線、豪快に伸び前を行くイグナイターとラプタスを一気に捕らえてゴールに飛び込んだ。
岩田康は「状態もよく、負けられない気持ちで臨んだ。期待にこたえてくれた馬をほめてあげたい」と普段から調教をつけている愛馬の勝利を当然と言わんばかり。この勝利で兵庫ゴールドトロフィー5度目のVとなり「ミスター・ゴールドと呼んでください」と晴れやかな表情。
テイエムサウスダンは地方の深い砂が合うようで4つの重賞すべてダートグレード競走。「パワー、スピード、馬体とすべてが素晴らしい。伸びしろしかない」と岩田康が言えば「3歳時の成績が思ったほどよくなく、早熟かなと思ったが4歳になってまた力をつけている」と飯田雄調教師もさらなる活躍を見込んでいる。来年はJBCスプリント(11月3日、盛岡)制覇が目標だ。