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第51回白鷺賞 レポート

開催日 2022年2月3日(木)
場所 姫路競馬場
条件 サラブレッド系4歳以上
距離 2000m

レース結果

開催最終日の11Rで行われ、ジンギが圧勝で連覇達成した。単勝1・0倍と絶対の信頼を集めた1番人気は、難なく逃げ切って重賞9勝目。2着は中団から追い込んだ5番人気のアワジノサクラ、3着には2番手で終始追走だった3番人気のエイシンイナズマが入った。


2年連続年度代表馬として、ジンギが"現役兵庫最強馬"の称号にふさわしい勝ち方をした。ゆっくりとしたペースで余裕の逃げ切り。2着と7馬身差は昨年と同じ。管理する橋本明師は「精神的に大人になった。レースまでに無駄な力を使わなくなった」と愛馬の成長をほめた。


断トツの人気に、さすがの名手・田中学も緊張。「勝って当たり前。ゲートさえクリアできれば、何とでもできる」と相棒を信頼して臨んだ。3角からスパートすると後続との差は広がる一方。「休み明けでズブかったが、底力ですね」とあきれるほどだった。


今後は「交流重賞で勝つという期待に応えたい」と指揮官。次走は昨年同様に名古屋大賞典・JpnIII(3月10日・名古屋)に挑む。前回の4着は地方馬最先着だったが、JRA勢に上位独占を許した。「去年は全力の結果。今年はそれ以上の着順を」。ジンギにとって2022年は"地方最強馬"を目指す戦いになる。

PROFILE

中山伸治
なかやましんじ

デイリースポーツ記者