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第62回 姫山菊花賞 レポート

開催日 2022年9月29日(木)
場所 園田競馬場
条件 サラブレッド系3歳以上
距離 1700m

レース結果

地元の実績馬が顔をそろえた「第62回姫山菊花賞」(3歳上オープン・1700メートル)が29日、園田競馬場で遠征馬3頭を含む9頭によって争われ、下原理騎手騎乗で3番人気のラッキードリーム(牡4、新子)が直線で豪脚を駆使してV。北海道3冠馬の底力を見せつけた。2着には逃げたタガノウィリアムが粘り込み、新子厩舎がワンツー達成。1番人気に支持されたジンギは3着。地元馬に負けたのは一昨年の同レース(2着)以来のこと。

タガノウィリアムがスタートよく飛び出し、ジンギがそれをマーク。下原騎手が「絶好の位置と思って乗っていた」というラッキードリームは、その2頭を見る位置で虎視眈々。2周目の勝負どころでシェダルが動いたときに一瞬置かれかけたが、「外へ出すとすごい脚を使ってくれました」(下原騎手)との言葉通り、ぐいぐい伸びて、粘るタガノをゴール前できっちり捕らえた。レース後、新子師が「面白いレースだった」と話してくれたように、これぞ重賞、と思える一戦だった。
なお、ラッキードリームの次走はオーナーと相談してから決定するとのこと。

新子師「素直にうれしいです。ズブい面があるのでヒヤヒヤしましたが、エンジンがかかってからすごい脚を使ってくれました。タガノウィリアムも逃げれば力を出せるとわかっていたので、どちらかが勝ってくれと思って見ていました」

PROFILE

門田光生
かどたみつお

サンケイスポーツ