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第56回楠賞 レポート

開催日 2022年11月2日(水)
場所 園田競馬場
条件 サラブレッド系3歳
距離 1400m

レース結果

2番人気のエコロクラージュが2番手から直線で抜け出し、2走前の園田オータムトロフィーに続く重賞2勝目を挙げた。2着は1番人気のリヴィフェイスが中団から抜け出し、3着には3番人気のクリノメガミエースが大外を伸びて入った。

エコロクラージュが地元戦で無類の強さを発揮した。園田ではデビューから7戦全勝で2回目の重賞制覇。「最高の状態。ここに向けて、3日おきに追い切った」と保利平師。この後は坂路施設へ放牧。究極の仕上げで必勝を期していた。

レースは、バウチェイサーが逃げてエコロクラージュは2番手。向正面で先頭と間隔を空けて3角からスパート。4角を回って先頭に立つと、予期していた悪い癖が出た。「理想的なポジション。抜け出すと遊んだが、前回ほどではないのでゴールまでしのげた」と吉村智。2着に首差まで迫られたのは今後の課題だ。

名古屋に遠征した前走の重賞・秋の鞍オープンでは、4角先頭からソラを使って3着。連勝が6で途切れた。「あのメンバーで負けたのが悔しくて、ブリンカー着用の対策ができて良かった。今後は全部白紙に戻す。ここまでの反動が出ないように、休養して成長を促す」と指揮官。古馬との対戦は来年からになる。

PROFILE

中山伸治
なかやましんじ

デイリースポーツ記者