レース結果
2022年の兵庫競馬を締めくくる「第51回園田ジュニアカップ」が31日、フルゲート12頭立てで行われ、1番人気のスマイルミーシャ(牝・飯田)が早め先頭から押し切って無キズの4連勝を達成。最優秀2歳馬の座へ大きく前進した。一旦交わされた3番人気のベラジオソノダラブが、直線で盛り返してクビ差2着。2番人気のヒメツルイチモンジはスタートの後手が響いて、3着に浮上するのが精いっぱいだった。
3強対決と目された一戦を制したのは、中1週で挑んだスマイルミーシャだった。2コーナーで先に出たベラジオソノダラブを見ながら運び、勝負どころで一気に動いて先頭。直線でベラジオが盛り返してきたが、「気持ちでしのいでくれた」(吉村騎手)との言葉通り、ゴール前でもうひと伸びしてタイトルを手繰り寄せた。「内に砂が入ったので、外枠は絶好と思っていました」と鞍上が振り返ったように、スタートを決めて終始好ポジションでレースを進められたのも、勝因のひとつだろう。2着のベラジオソノダラブは「伸び返す場面があって、前走より内容が良かった」(田中学騎手)とコメント。クビ差が示す通り、まだ勝負付けは済んでいない。出遅れて力を出し切れなかったヒメツルイチモンジともども、来年の再戦が楽しみである。
なお、スマイルミーシャの次走は、馬の様子を見て決めるとのこと。
◆飯田師「牝馬の難しさを出さないように、これからも工夫して調整していきます。試行錯誤になると思いますが、能力のある馬なのでやりがいがありますね」