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第15回兵庫ユースカップ レポート

開催日 2023年3月2日(木)
場所 姫路競馬場
条件 サラブレッド系3歳
距離 1400m

レース結果

姫路競馬の「第15回兵庫ユースカップ」は2日、第11R、1400㍍戦で争われ、2番人気のベラジオソノダラブ(牡3=坂本和)が好位から早め先頭から力強い内容で後続を振り切った。2着はビキニボーイ、3着に1番人気に支持されたニシケンボブが入線した。

まさに感動のドラマだった。この重賞の大一番でベラジオソノダラブは坂本和師の弟子・竹村で臨むことに。そんな中で迎えたドキドキの幕開け。スタートを決めると、冷静な判断で2番手を確保。道中もリラックスしながら気分良く追走。3角手前からスパートすると、楽な感じで先頭へ。いい感じで直線に入ると、余裕はたっぷり。最後は迫る後続を2馬身半差をつけてゴール。師弟の絆、そして、チーム一丸となってつかんだ大きな勝利となった。

竹村騎手は「プレッシャーはありましたが、ホッとしました。ありがとうございますという言葉しかないです」と感謝しきり。坂本和師もこれまでに見せたことのない表情で「一番うれしいですね。いつもは冷静に見ているんですが、今回ばかりはすごくドキドキしていました。とにかく勝ってくれとその思いでいっぱいでしたね。チームでつかんだ勝利ですし、本当に大きな勝利です」と話した。

今年の初戦を最高の形でスタートすることができた。クラシックロードへ向けて弾みがついたのは間違いない。休み明けでこれだけのパフォーマンスを見せたなれば自然と期待は高まるばかり。第1冠目の菊水賞(4月6日1700)が楽しみになってきた。

PROFILE

桑原
くわはらいさお

スポーツニッポン記者
経験豊かな知識と緻密な取材で、的確な予想を組み立てます。