第59回兵庫大賞典 レポート

レース結果

４日、「第５９回兵庫大賞典」は、第１１Ｒ、１８７０㍍戦で争われ、１.１倍の圧倒的な１番人気に支持されたラッキードリーム（牡５＝新子雅）が好位から抜け出してＶ。これで道営時代を含め重賞８勝目となった。２着に８番人気・メイプルブラザー、３着には４番人気のタガノキングロードが入った。

ラッキードリームはゲートを五分に出ると、３番手という絶好のポジションを確保。道中は逃げるツムタイザン、２番手のエイシンダンシャクを見ながら進めると、２周目の３角では早々と先頭へ。直線では迫るメイプルブラザーを半馬身差退けて、Ｖゴールを駆け抜けた。下原騎手は「絶対に負けは許されないっていうのがあったので、昨日の夜は緊張がありましたが、馬に乗ったら吹っ切れました。ちょっと仕掛けが早かったんですが、最後は馬の力を信じるのみでした。馬の力で勝たせてもらいました」と愛馬の底力を讃えた。
中距離王者がまさにその実力をいかんなく発揮。
この後には全国交流の六甲盃を予定しており、今度は遠征馬を迎え撃つ。地元戦では負け知らずで、これからの戦いも実に楽しみ。これからも中距離路線をけん引して、全国区での活躍を期待したい。