レース結果
園田競馬の「第55回摂津盃」は11日、第11R、1700㍍戦で行われ、1番人気に支持された杉浦騎乗のツムタイザン(牡5=木村健)が、自慢の末脚で差し切った。同馬の重賞Vは20年12月31日の園田ジュニアカップ以来で3勝目。2着にはタイガーインディ、3着はサンライズラポールが入線した。
屈腱炎を乗り越えて、復活を遂げた。大外枠という試練がありながら、鞍上の杉浦はいたって冷静に立ち回った。出たなりの中団からレースを進め、流れに乗った。向正面に入り、いい感じで上がって行くと、3、4角では前をいくタイガーインディを射程圏に。直線では末脚比べ。最後は半馬身差をつけて、優勝を飾った。「夏の暑さに負けることもなく、元気いっぱいでした。反応良く動いてくれて最後まで頑張ってくれました。凄く成長を感じます」と杉浦。管理する木村健師も笑顔がこぼれた。「あの枠順になりましたが、うまいこと流れに乗れました。本当に強かったです」と愛馬の頑張りと、鞍上の好リードを讃えた。
本来の強い姿が戻ってきた。この後は休養の予定も、復帰戦が今からワクワクさせる。地元生え抜きのスターホースの今後が実に楽しみになってきた。