レース結果
第63回姫山菊花賞が28日、園田競馬場のダート1700メートルに8頭(地元7、川崎1)が出走して争われ、単勝1・1倍圧倒的1番人気に支持されたラッキードリームが中団待機から直線一気に差し切って優勝。同レース連覇を飾るとともに10度目の重賞制覇。騎乗していた下原も21日の園田プリンセスC、24日の鳥栖大賞(佐賀)続き8日間で3つ目の重賞Vとなった。
まさに役者が違った。自慢の末脚がさく裂してラッキードリームが昨年に続いて姫山菊花賞を連覇だ。1周目のホームスタンド前で遠征馬アイアムレジェンドが中団から先頭に立つという奇襲作戦に出たが、あわてず騒がず4番手をキープ。3コーナーで満を持して仕掛けると前を走るエイシンビックボスとタイガーインディを並ぶ間もなくかわしてゴールに飛び込んだ。
「大きな差をつけて勝つわけではないが、きっちり勝ってくれるね」と断然の1番人気にこたえて下原もホッとした様子。先週21日に行われた園田プリンセスC(コモリリーガル)、24日に佐賀で行われた鳥栖大賞(アラジンバローズ)に続いて8日間で3つも重賞を勝つという快挙に「幸せなことです」と目を細めた。
新子調教師は「ゲートさえ決まったら」と勝って当然といわんばかり。JBC(11月3日、大井)出走も視野に入れつつ大目標である園田金盃(12月7日、園田)連覇に向け、さらに自信を深めた様子だった。