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第53回 白鷺賞 レポート

開催日 2024年2月15日(木)
場所 姫路競馬場
条件 サラブレッド系4歳以上
距離 2000m

レース結果

開催最終日の11Rで行われた西日本交流重賞は、1番人気で地元のラッキードリームが逃げ切って重賞11勝目を挙げた。2着は6番人気で高知のトランセンデンス。初コンビを組んだ吉原寛人騎手の地方重賞全場制覇は成らなかった。3着は2番人気で地元のツムタイザンが入った。


新子雅厩舎で中長距離のエース・ラッキードリームが初めての姫路で難なく重賞11勝目を挙げた。「週末に向けて、いい流れになれば」と指揮官。短距離のエース・イグナイターは、18日のフェブラリーS(JRA東京)で地方馬による25年ぶりのG1制覇に挑む。


まさかの逃げでラッキードリームが押し切った。「初めての逃げで強さをアピールできたかな。先生からも『行けたら、行って』と言われていた」と下原理。課題のゲートを素早く飛び出すと、そのまま独走した。「イグナイターへエールの気持ちも強かったので、勝てて良かった」と鞍上は満足した。


今後は未定。「いいレースが見当たらない。他場で厩舎装鞍ができるのは、大井、川崎、金沢ぐらいになるし」と新子雅師。ラッキードリームはゲート難で輸送も苦手。いつも最大の敵になるのは、対戦相手ではなく馬自身の気性だ。

PROFILE

中山伸治
なかやましんじ

デイリースポーツ記者