レース結果
西日本交流レース、第21回園田チャレンジカップが20日、園田競馬場のダート1400㍍に8頭(地元9、高知3)が出走して争われ、高知からの遠征馬7番人気のイモータルスモークが2番手追走から直線パワフルに抜け出してV。騎乗していた兵庫の大山龍ともに初の重賞制覇を飾った。2着には逃げた地元のアドワンが粘った。
またしても高知勢が躍進。イモータルスモークが初の重賞Vだ。道中は2番手を素早く確保。直線に入って満を持して追い出すと逃げ粘るアドワンに2馬身差をつける完勝劇だった。
騎乗していた大山龍にとってもデビュー4年目で初の重賞制覇。デビューした21年には周回錯誤により20日間の騎乗停止処分を受けるなど数々の試練を見事に乗り越えた。「数多くのいい馬に乗せてもらいながら勝てなかったので、(この勝利は)本当にうれしい」と静かに喜びをかみしめる一方で ”天然キャラ” らしく「ガッツポーズの仕方が分からなかった」と言って詰めかけたファンを笑わせた。
「カレンロマチェンコと同じぐらい走ると思っていたが、あんないい位置を取れるとは…」と管理する田中守調教師も驚くばかり。次走の兵庫ゴールドカップ(10月18日・園田)で重賞連覇を目指す。