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第8回 兵庫ゴールドカップ レポート

開催日 2024年10月18日(金)
場所 園田競馬場
条件 サラブレッド系3歳以上
距離 1230m

レース結果

真っ先にいい仕上がりだなぁと思ったのは高知イモータルスモーク。園田も3度目ということで折り合いもスムーズ、完全に勝ちパターンの競馬だったが、それ以上にパーフェクトな走りをやってのけたのが地元エコロクラージュ。前走時、馬場入りから返し馬で嫌気を出したこともあり、今回はとにかく気分を害さぬよう敢えて返し馬なしで臨んだ。これもプラスに働いたのだろう、いつになくゲート出も良かった。同時にある程度、前に目標ができた点もソラを使うこの馬にとっては好都合となった。ゴール寸前、図ったかのような差し切りは見事、見事、見事すぎる。中間、ゲート練習まで付き合った小牧太J、この一戦に賭ける思いは相当だった。8月に兵庫県騎手として復活してから初めての重賞制覇、この日を待ち臨んだファンは多かったことだろう、現に本人以上に大興奮のファンを多く見ましたなぁ。しかもこの日は計7鞍の騎乗で3勝、②着3回だからほとんどパーフェクト。ホント、凄い人が兵庫県に戻ってきてくれた。当方も嬉しい。③着にはクラージュと同じようなポジションから伸びてきたハナブサ、休み明け2走目でキッチリ変わってきたのだからさすがに力はある。そのあとが唯一の牝馬ヒメツルイチモンジ、キッチリ相手なりの結果は出しますなぁ。以下ローウェル、ベストマッチョ、共に気配は良かったが、ラストの決め脚勝負なってはこの結果もやむなしか。いずれにせよ完璧な騎乗だった太Jを褒めるしか…。おめでとう!

PROFILE

北防
きたのぼうあつし

ケイバブック チーフトラックマン
「競馬は調教から」をモットーに早朝からの調教取材を精力的にこなす。予想も、調教データを中心に組み立てる。