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第24回 兵庫ゴールドトロフィー 展望

開催日 2024年12月25日(水)
場所 園田競馬場
条件 サラブレッド系3歳以上
距離 1400m

※出馬表はレース2日前の15時更新予定です。

レースの特徴

ダートグレード競走(中央地方交流重賞)で年末に行われる短距離の最終決戦。その年の『JBC』を賑わせた馬も出走する、好メンバー必至の大一番。
2007年からハンデ戦で行われるようになり、中央と地方との差が詰まると思われたが、それでも層の厚い短距離界はJRA勢が常に優勢。

記者がお伝えする今回の見所

12月25日に園田競馬場で行われる第24回兵庫ゴールドトロフィー(兵庫GT)。過去を振り返ると、地方所属馬に何度もチャンスはあった。だが、結果的にJRA勢が23連勝中。こちらが思っている以上に、壁は厚いのだろう。

そのJRAからは、一昨年、昨年の覇者に加えて、今年の兵庫チャンピオンシップの勝ち馬が参戦予定。コースを経験し、そのうえ結果も出しているのだから、今回もJRA優勢とみたい。まずは昨年の勝ち馬サンライズホーク。2月のかきつばた記念を逃げ切って以来、勝利はないものの、2走前のオーバルスプリント、そして前走の武蔵野Sと、見せ場以上の内容は残している。馬格があるとはいえ、昨年勝ったときよりハンデが2キロ重い59キロ。3走前の佐賀が、同ハンデで7着に敗れているだけに、今回も斤量克服が鍵となりそう。

エートラックスは4月に、この園田で兵庫チャンピオンシップを勝っている。負かした相手が、のちのJBCスプリント2着のチカッパだから、この馬の能力もかなりのものと思われる。前走の東京盃(12着)は、終始外を回らされたのが敗因だろう。4戦3勝、2着1回とベストの1400mで反撃といきたい。ラプタスはさすがに全盛期の勢いはないが、2走前のサマーチャンピオン(佐賀)で、今回と同じ60キロを背負って2着と好走。古豪健在をアピールした。芝の前走は度外視できるし、何より、このレースは3回走って3、2、1着。抜群の相性を誇っている。先行力のあるヘリオスも軽視禁物の実力馬だが、ここ2走の止まり方は気になるところだ。

地方代表で、また地元代表にもなるのがアラジンバローズ。3走前のサマーチャンピオンで交流重賞を勝ち、JpnⅠの南部杯、JBCスプリントでも連続好走。短距離への路線変更がうまくハマった。ハンデ57キロは恵まれたと思えるだけに、あっさり勝っても不思議ない。北海道のスペシャルエックスは昨年の3着馬。古馬になってさらに力をつけ、ハンデも昨年より1キロしか変わらない。園田で3走して、いずれも馬券圏内。コース相性のよさも魅力になる。

PROFILE

門田光生
かどたみつお

サンケイスポーツ