レース結果
3番人気のオディロンが3番手から直線で抜け出し、JRAオープンクラスから転入2戦目で重賞初勝利を挙げた。2着は直線の一騎打ちで競り負けた1番人気のフークピグマリオンが続き、3着には2番人気のインベルシオンが逃げ粘った。
オディロンが戦歴の違いを見せつけた。最終3角から東海3冠馬のフークピグマリオンに外からかぶされたが、直線で難なくさばいて退けた。初コンビの下原理は「操縦性が抜群で、前へ行けるのもいい。地方なら、どこの競馬場にも対応できる」と能力の高さを絶賛した。
スタートから3番手につけると、危なげないレース運びに終始した。「仕掛けどころを悩むほど余裕があった。最終3角から行きたがり、最後は内外の進路に迷った」と下原理。上がり最速タイのスピードを発揮して、後続との着差以上の力強さを示した。
管理する森澤友師にとって、地元重賞は2011年の姫山菊花賞以来、14年ぶりの勝利。「予想以上にいい勝ち方だった。現状では二千がベスト。今後は適距離のはがくれ大賞典(3月30日・佐賀)を考える」と指揮官。地方全国交流重賞での連勝を狙う。


