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第17回 兵庫ユースカップ レポート

開催日 2025年2月20日(木)
場所 姫路競馬場
条件 サラブレッド系3歳
距離 1400m

レース結果

2番人気のエイシンハリアー(牡、坂本)が直線で鋭く抜け出して重賞初制覇を果たした。勝ち時計は1分31秒5。騎乗した小牧太騎手(57)はJRA時代を含めて重賞111勝目。姫路での重賞制覇は02年姫山菊花賞(ロードバクシン)以来23年ぶりだった。
中1週の強行ローテも何のその。少数精鋭の一戦を制した。課題のスタートを五分に決めて、序盤は逃げたリケアマキアート(高知)の外2番手で掛かり気味に進めた。直線に入ってリケアマキアートの手応えが怪しくなると一気に先頭に立つ。外から差しに構えた兵庫ジュベナイルカップ馬ラピドフィオーレが猛然と差を詰めてきたが、首差しのいだところがゴール。短距離路線の新星が誕生した瞬間だった。
小牧太騎手(57)は「逃げていたのが同期の田中守厩舎の馬だったので邪魔しないようにと思っていた(笑)。半分持って行かれる感じで無茶な展開になってしまったけど、先頭に立ってからも最後まで懸命に追いました」と振り返った。
坂本和也調教師(51)は2年前のベラジオソノダラブ以来となる兵庫ユースカップ制覇だった。「外枠が当たった瞬間にチャンスだと思った。厩務員もしっかり仕上げてくれた。今後はオーナーと相談して考えます」と話した。

PROFILE

松本健史
まつもとたけし

日刊スポーツ