レースの特徴
サラ系4歳以上牝馬限定 1870mで行われるDG競走。
今後のダート古馬牝馬路線を占う重要なレース。
記者がお伝えする今回の見所
園田競馬の「第2回兵庫女王盃」は4月3日、1870㍍で行われる。今年もJRA勢はいかにも強力だが、地元も主力勢が顔をそろえた。激しい戦いを期待したい。
連覇を狙うライオットガールが今年も参戦してきた。実績という面では申し分なし。園田の馬場で結果を出している点は強調できる。前走のJpnⅢ・クイーン賞を取り消し後の一戦。少し気になる材料ではあるが、地力に期待する手か。テンカジョウは伸びしろがたっぷり。3勝クラスの身ながら挑戦したJpnⅢ・マリーンカップでグレード初制覇。その後もJpnⅠ・JBCレディスクラシック3着、JpnⅢ・クイーン賞3着と、安定感は抜群。今年は飛躍しそうな1年で、2つ目のタイトル獲りは十分だろう。アーテルアストレアは昨年の2着馬。地方の馬場でも特殊な当地を経験している強みは生かせそう。近走はGⅠで強敵を相手にしてきた経験が生きてくる。割って入ってきそうだ。アンデスビエントはJpnⅡ・関東オークスで勝利を収めて以降は、厳しい戦いをしいられている。最近は3戦続けて最下位。ただ、テンには動けており、小回りコースで復調のきっかけをつかんでも。
地元軍団はサンオークレアが筆頭格だ。前走のレジーナディンヴェルノ賞を勝って、地力を証明した。しまいの脚は強烈そのもの。パワーの要る馬場になってくればさらにやれる。JRA勢が相手でも楽しみのの方が大きい。スマイルミーシャは近走がピリッとしないとはいえ、力があるのはこれまでの戦歴からも疑いようはない。勝って知ったる地元戦だし、そろそろ奮起を期待したいところ。クレスコジョケツは移籍初戦で3着。元はJRAのオープン級に在籍していた。その力を考えるなら2走目でパフォーマンスを上げられるし、前進が可能。変わってきても不思議はないだろう。

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スポーツニッポン記者
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