レース情報

第2回 兵庫ジュベナイルカップ

2024年9月19日(木)
■園田競馬場
■サラブレッド系2歳
■距離:1400m

レース結果

 最内枠のキミノハートが積極策に出て、断然の1番人気に押されたマオリは外の2番手で掛かり気味の追走。比較的ペースは速めで、先行集団を射程圏に置いて運んだラピドフィオーレの3コーな捲りが炸裂して2馬身差の快勝。
 前走の凡走(4着)で低評価(4番人気)に甘んじていたが、仕事人ぶりをまざまざと見せつけた代打騎乗の赤岡(高知)は「ビデオを見ると力はありそうだけど、それ以上にクセがあるなと(笑)。きょうはゲートを出たし流れも向いて手応え抜群でしたが、ちょっとしたことで暴発しかねない怖さがあります。それが魅力と言えば魅力なんですが。上手く育ってくれれば相当なレベルまで行けるのでは。きょうみたいな勝ち方ができる2歳馬は少ないですから」とパートナーを称えた。
 2着=キミノハート(吉村智騎手)スタートが良かったし二の脚も利いたので行きました。前競りの形になって展開が勝ち馬に向いたことを思えば踏ん張ってます。将来性は感じるので、今後の成長に期待ですね。
 3着=ジーニアスレノン(広瀬航騎手)乗りやすい馬なんですが、砂を嫌がってスムーズさを欠いた。それを思えば最後は伸びてるし時計的にも悪くないのでは。
 4着=イザグリーンライト(山本咲騎手)流れ次第でやれると思ってましたが、きょう結果は完成度の差でしょう。砂を被っても大丈夫だし、終いは確実にくる2歳馬は少ない。焦らずに成長を待ちたい。
 5着=レイナボニータ(永井孝騎手)使うほどに良くなってます。教えることが多いけど、いいモノを持ってるんで精神面がしっかりしてくれば楽しみです。
 6着=ビーチボーイ(下原理騎手)どんなレースでもできるけど決め手に欠ける。展開も向きませんでした。もう少し前向きさが欲しいですね。
 7着=ジューンコメット(鴨宮祥騎手)スタートも出泣か合ったし本調子じゃなかったかも。止まったけど見せ場は作ったし、良くなれば走ってくると思います。
 8着=エロイムエッサイム(松木大騎手)馬が幼い。ゲートで気が入りすぎて集中して走ることができませんでした。
 10着=マオリ(長谷駿騎手)2番手で相手に合わせて走ったのでリズムが狂った。経験の差が出てしまいました。

■記者プロフィール
瀬藤 治人(せとう はると)
大阪スポーツ記者
86年4月専門紙記者となり、園田・姫路競馬のトラックマンとして活躍。04年に大阪スポーツの記者となる。長年の経験と鋭い分析による予想には定評がある。

瀬藤 治人

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