トップ > レース情報 > レース情報 > 第2回 ネクストスター園田
2・3歳ダート短距離路線の頂点競走である「兵庫チャンピオンシップ(JpnII)」に向けた競走。
11月の兵庫ジュニアグランプリ(JpnII)へ向けた一戦ともなる。
園田競馬の「第2回ネクストスター園田」は24日、1400㍍戦で行われる。
地元馬同士の対決で、好メンバーが集結した。激しい攻防が期待できそうだ。
9月に行われた兵庫ジュベナイルカップ組に対して、新興勢力も台頭してきた。その筆頭格となるのがオケマルだ。新馬戦を1分32秒1という破格の時計で制すと、2戦目の認定戦ではさらに時計を詰めた。1分31秒5と素晴らしいタイムをマークして連勝。馬場が違うとはいえ、兵庫ジュベナイルカップの勝ち時計よりコンマ3秒速かったというにも見逃せない。底知れぬパワーを感じさせ、これからの伸びしろも十分といえよう。どこからでも競馬できる自在性を備えるのも心強い。一気に世代トップの座へ君臨していくか。
ラピドフィオーレが唯一のタイトルホルダーとして立ちはだかる。3戦目で4着に敗れたことで、ちょっとした危うさを見せた。だが、それもあって評価を下げた前走の兵庫ジュベナイルカップでは見違える走りを披露。鞍上の赤岡の好リードがあったものの、実に力強い内容。やはりポテンシャルは高い。スムーズな競馬で力さえ出せれば重賞連勝も十分だ。
キミノハートが評価を上げている。新馬戦こそ2着に敗れたが2戦目をしっかり決めて初勝利。そして前走の兵庫ジュベナイルカップでは主導権を握ると最後までしぶとく食い下がって2着。確実に地力を強化してきた。ここでも流れひとつでやれていいだろう。
ジーニアスレノンも素質は相当なもの。デビュー2戦目となった前走の重賞では控える競馬で3着。センスの良さを感じさせる。無理のないローテにも好感が持てる。いい経験を積むことができたし、もちろん上位の一角になりえるだろう。
イザグリーンライト、レイナボニータも末脚はいいものを秘める。確実に進化を遂げるし、前がやり合う流れになれば台頭のシーンは十分に考えられるだろう。キングスピカは間隔こそ詰まるが、待望の初勝利を認定戦で飾り、弾みはついた。安定したレースぶりからも注意はしておきたい。
■プロフィール
桑原 勲
(くわはら いさお)
スポーツニッポン記者
経験豊かな知識と緻密な取材で、的確な予想を組み立てます。